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ここ吉川は東に江戸川、西に中川と二つの大河が流れ、江戸時代には「早稲米」の産地として発展。中川は米の舟運に利用され、北関東一帯の物資の集散地として栄えました。
二つの大河は、街の繁栄とともに、食の恵みももたらしてまいりました。古くから淡水魚の豊富な産地として有名で、「吉川に来て、うなぎ、なまず食わずなかれ」といわれたほど。
特に「なまず料理」は家庭の味、また郷土料理として代々親しまれております。 近年その収穫量は減りつつも、JR吉川駅南口には市のシンボルとして「黄金のなまずモニュメント」が設置され、毎年夏には「なまず感謝祭」が行われるなど、市民に愛されている「なまず」。また、難しいと言われている日本なまずの養殖に成功するなど、街をあげてのなまず事業も盛り上がりをみせております。 |
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江戸の時代、吉川には物資の倉庫が立ち並び、人々が集まる交通の要衝として栄え、料理屋や旅館などが数多く軒を連ねておりました。
私ども「糀家」も当時のにぎわいを知るひとつ。江戸開幕時の創業以来400余年の時を重ねてまいりました。
近藤勇や勝海舟、板垣退助をはじめ歴史に名を残す人々にも、当店の味わいをお楽しみいただいたと言われております。
雪見灯籠や赤玉石、草履脱ぎ石など当時のままに残した庭園や、今ではなかなか食する機会のない伝統の郷土料理などをお楽しみいただき、歴史の余韻や、ゆったりとした時間を感じていただければ幸いです。 |
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